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最近金属アレルギーに対する関心が高まっています。
過去の治療で使用した、口腔内の金属が抗原(アレルゲン)の場合も少なくありません。
口腔内に電位の異なる異種金属が存在すると、唾液を電解質溶液として金属イオンが溶出し、金属の腐食が起きることがあります。
口の中は酸性の食品やアルカリ性の食品が通過し、さまざまな環境変化により金属の電気化学的な溶出を促します。
溶出した金属イオンは体内では分解されず、たんぱく質と結合して体内に存在する間にアレルギーの原因となる可能性があるため、口腔内で金属の溶出傾向を知ることは大変重要になってきます。
DNAメーターは口腔内金属の電位を測定し、その金属の溶出傾向を ①安定 ②準安定 ③活性の3種類に分類し溶出傾向を判定します。
この判定結果を参考に金属除去の優先順位を示し患者さんに治療方針を判りやすく説明しています。
- ①安定(STABLE)
- 金属の溶出はない、または無視できる程度。
- ②準安定(METASTABLE)
- わずかな金属の溶出は認められるが、電気的限界値よりは低いため不動態化膜があるか再生される可能性がある状態。
治療法
定期的なチェックをしながら様子を見る
パッチテストで要請で皮膚等に症状がある場合は、アレルギーの原因となっている金属を含む合金の除去し、チタン等の金属に置き換えることをお勧めします。
- ③活性(ACTIVE)
- 電気的限界値を越え、不動態化膜が破壊されたため金属が永続的に溶出している状態
無症状であっても金属イオンの溶出が長期化している可能性があり生体への健康のリスクが考えられるレベルである。
治療法
パッチテストの結果とあわせ合金の除去をお勧めします。
そして抗原とならないチタン等の材料に置き換えることになります。
DNAメーター
DNAメーターを使用して金属の
溶出傾向を測定しています。
症例
他院で左下の冠をセットしてから右上腕に発赤とかゆみを生じた患者さんで左下の冠の溶出傾向を測定したところNiCr(ニッケルクロム)とSILVER(銀) の溶出傾向が高かったためニッケルクロムと銀による金属アレルギーの可能性が高いと判断し、金属を撤去しハイブリッド゙セラミックスによる冠に置き換えました。
2~3週間後には右上腕に発赤とかゆみは消失しました。
術前
術後
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