2.病的口臭
【歯周病】
口腔内で生じる病的口臭の多くは歯周病が原因となっております。歯垢の中には1グラムあたり50億から100億の歯周細菌が存在しており、歯周病が進むと歯周ポケットが深くなり、その中には歯垢が多く存在し、慢性の炎症症状を引き起こします。
そして、出血、浸出液や組織が壊死して排膿を生じ、それらが口臭の原因となる揮発性硫黄ガスのもととなる為、歯周病の進んだ方は歯周病のコントロールがされている方以外、強烈な口臭を生じます。
【唾液分泌の減少】
唾液の分泌が減少すれば口の中を清掃し洗い流す自浄作用が弱まり口臭が強くなります。精神的な緊張によっても唾液の分泌は抑制され、健康的な人でも口臭が強くなります。唾液の働きとしては、自浄作用の他に炎症があって酸性に傾いた口の中のpHを中性のもどす作用があります。
【虫歯】
大きく崩壊した歯にも多くの歯垢があります。修復物の内部の腐敗等も口臭の原因となります。
【歯列不正や親知らず】
親知らずは一番奥にある為それだけでも清掃が十分にできず歯垢や食物の残りカスが溜まりやすく取りにくい。
それが発酵し口臭の原因となります。これは、歯列不正も同様でブラッシングだけでは清掃できない為、やはり歯垢や食物の残りカスが溜まりやすくなります。
【すき間のある補綴物(かぶせ)】
歯周病により歯肉が下がったり歯と補綴物の間に隙間が出来てしまった場合も同様に歯垢や食物のカスが溜まりやすく、食物の発酵や悪臭物質である揮発性硫黄ガスが発生し、口臭の原因となります。
【口呼吸】
常に口呼吸することにより、口の中が乾燥し、口臭の原因となります。 |